
NZに到着しました~。
僕は、2018年の11月に激務なコンサルを辞め、NZ留学準備と並行可能なシンクタンクに転職し、仕事をしながら留学準備を進めてきました。
先日、約9か月の準備期間を経て、ようやくNZに来ることができました。
早速語学学校の寮に入り、生活スタートです。
語学学校に通うのは、約6年前に台湾で中国語の語学学校に通った以来。
そして、学生生活という意味では、約4年ぶりになります。
正直、社会に出た後の20代後半の年齢で、働かずに学生をやるなんて考えもしなかったことです。
でも、「やっぱり英語って要る!」と思ったし、「一度の人生だから自分の直感に従って生きねば!」という衝動に駆られ、プライドも何もかも捨てて、もう一度学生になることを選びました。
今日は、そんな僕の意思決定から留学準備がどのようになされたのか、まとめていきたいと思います。
留学準備スケジュール
ざっとですが、僕の留学準備スケジュールは以下のようなフローで進行しました。
① 留学意思決定
僕は、NZに渡航する9か月前に「留学をしよう!」という意思決定をしました。
なぜ留学に動いたのか、その理由ですが、簡単に言うと「英語を流暢に喋れるようになりたい」・「海外で暮らしたい」という二つの欲求がピークに達していたからでした。
詳細は以下の記事をお読みください。
② 学校選定
NZの語学学校・大学をどのように選んだかについてです。
僕は、語学学校に通ったのちに大学(院)に入ろうと計画しているので、学費と大学進学向けの学習コースがあることが学校選びにおける重要な要素でした。
そこで僕がやったのは学校のリストアップです。
学校のリストアップ
学校のリストアップでは、まず日本の留学エージェントのHPに載っているNZの語学学校と大学の名前を片っ端からExcelにリストアップしました。
次いで、リストアップした学校のHPに行き、学費、学習コース、その他の情報を併記していきました。
あとは、学費で並び替えたり、学習コースでソートしたりして、自分にあった学校を選んでいく。
こうすれば漏れなく、自分に合った学校を見つけられます。
こんな感じ↓
留学エージェントさんの学校紹介ページ見れば良くない?と思うはずですが、それだと紹介ページが学校ごとに1ページずつ作成されており、横並びで比較ができないんですよね。
だから「気になったらこちらまで直接コンタクトしてください、お手伝いします」ってことなんだと思うけど。
③ IELTS対策
NZで大学(院)に入学、語学学校の大学進学コースに入学するためにはIELTS Academicのスコアが必須です。
大学院では6.5、大学学部では6.0、語学学校の大学進学コースでは5.5が少なくとも必要になってきます。
IELTS Academicは、TOEICの試験科目と異なるし、内容も全然違います。
僕は約1か月間の勉強で5.5を取得しました。
非公式ですが、よく見かけるTOEICとのスコア換算表で見るとIELTS5.5 は、約TOEIC700点代なので約4年前に自分が持っていた英語力と相応の結果を得ました。

(出典)https://newzealand-ryugaku.com/life/ieltstoefltoeic/
語学学校の大学進学コースには入れるスコアだったので、ひとまず満足でした。
勉強方法
勉強方法としては、全科目を網羅できる参考書を買い、ひたすら解いて「試験慣れ」することを目指しました。
使ったのはDHCの参考書でした。
各科目の丁寧な解説と、全3回分の模擬試験がついていましたので。これを頭から全部やっていきました。
僕は、正直1か月という短期間で、根本的な英語能力を上げることは難しいと思っていたので、とにかく試験の流れや感覚を掴むことだけにフォーカスしました。
単語帳も開かなかったし、出題された問題で分からない単語があったら調べるくらいで試験に臨みました。
「運よく6.5とか取れないかな~」って淡い期待を抱いていましたが、現実は甘くなく、実力相応の結果でした。
1回あたりの受験料が2万円以上するので、毎回受験して良いスコアを求めるっていう力技が使える方は稀だと思います。
試験慣れしておかないと、TOEICと主題形式も違うし、スピーキングと論述もあるしで、とてもひどいスコアになる可能性は大です。
(スピーキングの試験では、NZブロガーHassyさんが言っていた「今まで言ったパーティーの思い出は?」って質問が本当に出てきました。笑)
④ 航空券購入
航空券は、約4ヵ月前に買いました。
日本からクライストチャーチまでの直行便は現在就航していないので、オークランドを経由するか、オーストラリアを経由するのが一般的のようです。
僕は、Skyscanner・KAYAKを使って航空券の価格比較を行い、カンタス航空利用・オーストラリアのブリスベン経由のルートにしました。
結局Skyscanner・KAYAKで検索してから、航空会社のHPの価格を見に行くと、「直接航空会社のHPで買った方が安いじゃん!」ということに気づいたので、直接購入しました。
片道航空券で73000円くらいでした。
オーストラリア乗り換えを選択する場合の注意点
オーストラリアで長時間待機してから乗り換えする場合は、相当に時間が余ってしまうので一度オーストラリアに入国することになると思います。
オーストラリアは、観光でもビザが必要な国なので、ETASというインターネットで申請できる観光ビザを申請してから行ってください。
そして、このETAS取得ですが、お金がかかります。想定外でした(笑)
日本円にして5000円以上かかったと思います。
僕の場合は、12時間の乗り継ぎ時間があったのですが、オーストラリアには入国せず、すぐに乗り換えのための荷物検査に進みブリスベン空港の出発フロアに待機してました。
ブリスベン空港はカフェや飲食店も充実しているし、無料でシャワーが使えます。
体力は削られますが、十分に過ごせる環境ではあります。
でも、オーストラリアの空港内の物価、結構高めです。
(※なお、同じ航空会社で乗り継ぎをする場合、預けに持つを経由地で引き取る必要はありません。)
できれば、同じNZ内の乗り換えができる方が余計なお金を要せず、ストレスを感じずに済むかもしれません。
⑤ IELTS受験、語学学校入学手続き
IELTSの受験
IELTSの受験は、申請から約1か月以上先の試験しか選択できません。
突然「来週受けたい!」と思っても受けられませんし、結果は受験から2週間後に届きます。
その結果を語学学校に送って、現地担当者と様々なやりとりをメールで行って、、、、
となると、留学予定月からかなり前倒しで受験を始める必要があると思います。
一度で目標スコアが取得できる保証はないですし、働きながらだと仕事によって勉強ペースをいつ崩されるか分かりません。
そういう意味では早めに受験を始め、複数回受験しておくべきかと思います。
語学学校入学手続き
僕は、留学エージェントを通さずに自分で語学学校への入学手続きを進めたので、直接学校の担当者とやりとりを行いました。
申請したのは、大学進学コースを設けている学校でしたが、コースに入学するための入学条件がHP上には記載されていなかったので、学校の営業担当者に質問をして事細かく聞く必要がありました。。
同時に、ビザ、寮、学費について様々な質問を投げて、それを解消しながら進めていたので、結構時間がかかりました。
一通り、私の希望が固まったところで、その後入学担当者に回されました。
前述の通り、僕は大学に入る前提だったので、大学担当者とのやりとりも同時に行っており、2つの学校と連携しながら連絡をとっていた状況です。
後に説明する学費支払い後の確認でも結構時間を割かれたので、入学手続きを確定するだけでも1.5か月を要しました。
⑥ 学費支払い
学費の支払いは、結構な金額になります。
そこで、僕は、できる限り海外送金にかかる手数料を安く抑えたかった。
メガバンクが高い手数料であるのは承知の通りで、ネットバンクや、ゆうちょ銀行等を実際に送金シミュレーションで比較して結局トランスファーワイズという送金業者を使いました。
⑦ 大学(院)入学手続き
語学学校への入学手続きが確定したタイミングで、大学(院)への入学手続きに移りました。
大学選定段階からメールでやりとりのあった大学の国際学生担当者に、「入学手続きさせてください」と伝えると、オンラインでの入学申請URLが送られ来ました。
入学手続きも全てオンラインなんですね。
書類を国際郵便で送ってなんてことは一切ありませんでした。
オンライン上に必要事項(含:残高証明や大学卒業証明書・成績証明書等の証明書関連)を入力・アップロードし、申請を完成させました。
希望の時期に大学(院)に入学するためには、どのタイミングで応募しなければいけないのかが各大学・学部によって異なるはずなので、しっかりと確認しておくことが必要です。
担当者とのやりとりがしばらくかかるはずなので、十分に余裕をもってコンタクトを始めるべきだと思います。
⑧ ビザ申請
最後の申請が学生ビザの申請でした。
NZ移民局のHPから、ビザ申請を進めていきました。
必要なものとしては、学校から発行された入学許可証や、学費の支払い証明書、残高証明書等です。
また、学歴や職歴などを記入させられ、結構骨が折れます。
申請の最後の方のページになると、記入してきた情報を元に必要な健康診断の種類が算出されます。
僕は胸部レントゲン検査でした。
移民局指定の病院に行って検査を受け、その検査結果の番号を入力して終了になります。
学生ビザの発行にかかった時間は、申請から3日でした。
移民局HPの発効までに要する日数シミュレーションだと、2週間とか出ていましたが、案外早かったです。
⑨ 健康診断
上述した健康診断ですが、移民局指定の病院は限定されており、東京では2カ所です。
僕は、東京メディカルエンドサージカルクリニックに行きました。
東京タワーの目の前にある病院です。
受診の前に一度電話して、予約をとっていきました。
その時に「胸部レントゲンでしたらINZ1096に必要事項を全て記入して持ってきてください」と言われ、自分でフォームを印刷・記入し持っていきました。
受付→受診→会計で30分くらいで終了しました。
発行してもらえる書類には、上述の検査結果の番号が記載してあるので、この番号をビザ申請の入力に加えて申請完了です。