
こんにちは。ぜんちゃんです。
先週、NZで念願の車を購入しました。
「クライストチャーチは、車がないと満喫できない」と皆口を揃えて言っているので、
NZに到着してわずか2ヵ月ですが、車を手に入れました。
これまで自転車で生活していて、日常生活に大きな支障はなかったです。
しかし、以前友人に車で連れて行ってもらったTaylors Mistakeへの小旅行がとても良かったことが、車を買う決め手になりました。
僕は当初、車を購入するにあたり、どういう手順を踏めばよいのかよく分からず、色々調べるのに時間をかけてしまいました。
そこで、今回は、僕の車購入までに整理した情報を共有したいと思います。
NZで車購入までの大まかなステップとしては、以下の通りです。
①ニュージーランドの運転免許を取得
僕は、少し前に日本の運転免許をNZの免許に切り替えました。
実際は、日本の国際免許を持っていれば車の購入は問題なく可能なのですが、国際免許の有効期限は1年のみなので、できる限り早く切り替えてしまった方が楽なんですね。
免許取得までの経緯は下の記事に記載しています。
②自動車の情報収集→契約
NZで運転可能な免許を手に入れたら、次に車を探しました。
僕は、Trade meを使いました。
条件を絞って車を探せるので、とても便利です。
Trade meのほかにどのような方法があるのかは、以下の記事でまとめたのでご確認ください。
僕が使った検索条件
僕は、
- 日本車
- SUV
- 走行距離10万キロ前後
- $9,000以下
という条件を元に探しました。
車の条件を絞るに当たって、20万キロをこえる走行距離の車がとても安かったのですが、果たして許容範囲にしてよいのか分からず、自動車メーカー時代の車ギークな同僚に聞いたところ、以下のような回答が返ってきました。
結論言うと、20万kmはおススメはしないかな。
20万kmも走ると、ゴム・樹脂類の劣化、サビ、カビが懸念事項としてあがる。
人間て関節に軟骨があるでしょ?
歳を重ねるにつれてすり減ってって、最悪歩けなくなるよね。
クルマも一緒で、サスペンションのつなぎ目(関節)にあるブッシュていうゴム部品(軟骨)が劣化する。
劣化すると乗り心地が悪くなる。
サスペンションの部品同士がじかに接触することになるから、乗っててガタガタゴトゴトうるさく、振動も出るね。
結局、信頼している彼のアドバイスに従い、20万kmを避けることにしました。
そこで、5つのSUVに絞りました。
日産のX-TrailとホンダのCR-Vです。
特に日産のX-Trailは、NZでは他のSUVよりも比較的安価に出回っているようでした。
ディーラーを訪問、試乗
Trade me上で目当ての車が絞れたら、次は実際にディーラーの元に行きました。
(個人間取引の場合は、出品者とどこかで待ち合わせです。)
僕の場合、候補としていた全ての車がディーラー出品で、事前にTrade me上で「試乗をさせて欲しいんだ」という内容のメールを打ってから行きました。
(ディーラー訪問後の感想ですが、ディーラーの場合は予約が必要ないかもしれません。全てのディーラーさん暇そうにしてましたので。笑)
まず最初に訪問したディーラーでは、試乗したい旨を伝えると、すぐに車を用意をしてくれました。
「君のあとにその車を試乗したいって言っているお客さんが来ているから20分くらいで戻ってきてくれるかな?」
と言われ、すぐに僕の元を去っていきました。
驚くことに、NZのディーラーでは、試乗の際にセールスマンが同乗しないんですね。
ということで自由に街中を試乗。
ハンドル操作も、車内の音も、各電子部品の作動確認も問題ありませんでした。
帰着して、「非常に快適な運転で、とても良かったよ」と伝えると、
「次のお客さんを乗せることになるけど、もしこのまま次の方の試乗に渡しちゃうと彼らが買ってしまうかもしれない」
と言われました。
当然、これはセールスマンが僕に早く買わせようという上手な交渉術な訳ですが、僕はとても戸惑いました。
なぜなら、僕の中でこの車が最も気になっている車だったのです。
価格も、状態も含めて第一候補だったのです。
もともと僕は、この店で試乗が終わった後、他のディーラーに行く旨をセールスマンに伝え、「ちなみに、いくらまでなら値引きできるのか」を価格を聞き出す予定でした。
そして、実際に他のディーラーを回り、各車の価格を収集した後に再度戻ってきて、更なる交渉カードを並べようと思っていたのです。
しかし、僕にとって、他のお客さんがこの車を目当てに試乗を申し込んできているというのは想定外でした。
しかも、僕の見えるところで次の試乗に向けて待機しているのですから。
結果、僕は市場を終えて2分もしないうちに
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「買うよ」
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と言ってました。(笑)
車の購入契約、ワランティー
購入が決まったらセールスマンは僕をすぐに事務所に案内し、書類の手続きを始めました。
こちら提出したのは
- パスポート
- 免許書(NZのもの)
です。
すると、書類をサクサク作ってくれました。
また、購入に伴って、ディーラーが手配しようか?と言ってきたのは、
- 自動車保険
- ワランティー
の二つ。
自動車保険は、日本でも誰もが入る任意保険のこと。
一方、ワランティーとは、車が故障した時などに適用できる修理のための保険です。加入期間や、免責額によって年間の保険料は変わります。
僕は、自動車保険は自分で加入するから不要、ワランティーは1年間$300ほどのものに加入しました。
支払い
支払いは、銀行送金でその場で行いました。
EFTPOSで一括払いしようとしたのですが、銀行によっては1日あたりのEFTPOS利用額の上限を設けているようで、頭金くらいの額をEFTPOSで処理し、残りは銀行送金で行いました。
「スマホの銀行アプリからディーラー指定の口座に振り込みを行い、その場で送金履歴をキャプチャしメールで送ってください」
と言われました。
これにて、無事支払いは完了。
③自動車保険の加入
自分で加入すると行った自動車保険は、AMIという保険会社の保険です。
AMIはネットで全ての手続きが完結しますし、申し込みから10分ほどで保険証がメールで発行されてきます。
なので、購入当日に申し込んで、すぐに車に乗って帰れますよ。
おそらく、AMIは保険料の安い会社です。
僕はサードパーティー保険に加入し、年間の保険料は$141(日本円で10000円くらい)です。
めっちゃ安いですよね。
ニュージーランドの自動車保険の種類と、各保険会社の保険料の比較に関する情報は以下の記事をご覧ください。
④税金の支払い+車検の実施
僕は、ディーラーで車を購入したため、税金支払い済かつ車検に通った状態の車でしたので、購入後すぐに行わなければならない税金・車検の処理はありませんでした。
1年後に次回の税金支払いと車検を行います。
一方、個人間売買の場合は、これらを自分で行わなければならない可能性がありますので注意が必要です。
ニュージーランドで自動車を保有した場合に払わなければならない税金と車検に関する情報は、以下の記事でまとめています。