
大学生さんのみなさんが、就活スタートすると経験することになるOB訪問。企業によっては、リクルーター制度を設け、採用過程の一つとしているところも結構な割合で存在していますね。私は、社会人になってから多くの学生さんのOB訪問を受けてきました。内定までたどり着いた人、落ちてしまった人がいました。内定をもらえるようなデキる学生さんはどんな特徴を持っていたか振り返ってみます。
デキる学生の特徴
デキる学生の特徴1:学生時代に語れる経験をしている
部活・留学・インターン・バイト・サークル、何でもいいんですが語れる経験をしていました。
なぜ語れる経験をしていると面白いのか、それは人間性が分かるからです。
エピソードを聞けば、この学生さんはどういう性格なのか、どんな価値観を重視する人なのかが分かります。
また、OB訪問を受ける側は、自分の人生とは異なる人の話しを聞けるわけですから、自然と前のめりに話を聞きたくなるものなのです。
「自分は語れる経験がない・・・」なんて言う声もちらほら聞いたことがありますが、それは、次で説明する自己分析が終わっていないのかもしれません。
デキる学生の特徴2:自己分析が済んでいる
就活の始まりは自己分析からと言えるほど大事です。
私自身は、「なんなんだ自己分析って。周りの皆がやっているからやるなんてダサいなあ。そもそも自分のことはもうよくわかっているよ!」と思って舐めていました。笑
でも、「自己分析とはなんぞや、一応どんなもんか覗いとくか!」ということで、絶対内定を読んでやってみたところ、これが功を奏しました。
内定を得られた理由の半分以上は絶対内定で自己分析を徹底的にやったからだと確信しています。
デキる学生の特徴3: 内定をもらうことを目標としていない
多くの学生さんは、就活が始まると、「とにかく内定をもらいたい!」「内定をもらえなかったら人生終わる」くらいに思ってしまう傾向にあると思います。
OB訪問に来る学生さんの中にも、「とりあえず1社内定が欲しいんです」という学生さんもいました。
でも最終的に多くの企業から内定をもらっていた学生は、違いました。
「自分の人生を幸せなものにするのに適切な就職先はどこなのか」
を真剣に考えているんです。
だから、戦略的ではなく、純粋に多くのOBに積極的に会いに行って職場の環境はどうなのか、自分が社会に出てから実現したことができる環境なのか、家庭を持った時にも安定して働けるかなど、様々な疑問を抱きながら真剣に質問をしてきます。
つまり、自分に合っている企業がどこなのか純粋に探しているんですね。
まとめ
基本的には、話していて面白い!という学生さんが内定までたどり着いていました。
ただし、間違えないでほしいのは、OB訪問は、決して完璧でなくて良い、ということです。
学生さんはあくまで学生さん、少しくらい不恰好でいいんです。
上手に語れなくても、言葉足らずでもOBは温かい目で見ていてくれますし、俯瞰して「結局こういうことが言いたいのかな?」と推測してアドバイスをくれるはずです。
企業が探しているのは「一緒に働きたい人」です。
語るエピソード内容や喋りが完璧でも、人間として一緒に働きたいと思ってもらえないと意味がないのです。
より自分を伝えられるようにOB訪問を活用してやろう!くらいの気持ちで臨みましょう。
もちろん、相手に対するマナーや礼儀はお忘れなく。