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【就活】自動車メーカーは、まったり高給って本当?今後どうなる?に答えます。

就活

就活中の学生が気になる事と言えば、企業に就職した時の給料働き方でしょう。

特に、自動車メーカーは比較的高給で、有給消化率が高く残業時間が少ないというホワイトな働き方、すなわち”まったり高給“というイメージがあるかもしれません。

自動車メーカーを志望する人が抱く、実際のところどうなの?という疑問に答えていこうと思います。

また、文系の人であれば、自動車メーカーに就職し世界で活躍したい!理系の人であれば、日本を代表する製造業に就職し、自分の力を発揮したい!と考える方は多いと思います。

大手自動車メーカーに勤めていた経験から実体験を元に書いていきますので、OB訪問代わりに参考にしてみてください。

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現状、まったり高給なのか?

給料(年収)は高い?

目安:30歳時の年収は約600万円以上、40歳課長の年収は約1000万円以上

他の製造業に比べると高いと思います。

理由としては、基本給は高くないが、ボーナスが多いからです。

自動車メーカーは組合の意見が非常に強い(会社側との対話がしっかりしている)と言われているため、会社側に対して春闘で「組合員はボーナスを〇ヵ月分希望」という形で要求します。

最近では5ヵ月分以上は回答されているので(企業によって7か月も!)、一般の製造業に比べて高い年収となっています。

年功序列が基本

基本的に年功序列です。

勤務して長く勤めれば勤めるほど、比例して給与が上がっていきます。

また、昇格には試験をクリアする必要があります。

昔は全ての人が自動で昇格していたのかもしれませんが、今はそんなことはなく、後輩の方が先に昇格するということがありえます。

一方、降格は、よっぽど悪いこと(飲酒運転等)をしなければないはずです。

なので、給与が下がることは基本的にありません。

少なくとも前年同額、もしくは上がる仕組みです。

ただ、昇格のテーブルを一つずつ上がっていくシステムなので、飛び級のように一気に給与が上がったりすることはないはずです。

福利厚生はどう?

手当:必要な手当ては全て整っている

自動車メーカーに勤めて最もありがたいものはは、手当でしょう。

転勤する場合は住宅手当、子供がいる場合は子供手当、食堂完備による食事の補助など、生活のあらゆる場面で会社の補助が出ます。

有休:90%以上の取得率

類をみない有給取得率だと思います。実態としては、半強制的に毎月1日以上のペースで取得させられ、有給消化自体を毎月管理されているという感じでした。笑 

そして、3日連続、5日連続での有給取得を会社が推奨しているなどもあり、有給が取得しにくいという雰囲気もありませんでした。

むしろ、とってないと怒られるというくらいでした。

ホワイトな働き方?

正直に言うと、僕は激務でした。笑

その後、外資コンサルに転職しましたが、負けないくらいの激務度だったと記憶しています。

PCを家に持って帰って仕事をすることも頻繁にありました。

でもこれが一般的ではないです。現在では、様々な施策によって持ち帰りできないようになっています。

また、他の職種の同期は、「毎日定時上がりで全然稼げねえ。。。」と嘆いていたほどホワイトな働き方をしていましたので配属先によって異なるということでしょう。

また、50代以上の人にとっては天国のような職場だと思います。みなさん

待遇もいいし、定時で上がれるし、ワークライフバランスとはこのこと!と言える環境だと思います。

最近では、僕のような持ち帰り仕事をも撲滅させようと、PCのログイン履歴を管理するなど徹底した働き方管理に取り組んでいる企業もあり、これまで見えていなかった一人あたりの業務量管理に取り組んでいるという話も耳にします。

なので、最終的には、私のような事例も無くなっていくのでは?と思います。

海外で働ける?

入社して1年、2年では海外で働く機会はないと思います。

当然ですが、何年待てば、その機会に巡り合えるかなど基準は分かりません。

また、機会の大小は、配属される職種に大きく依存すると思います。

しかし、海外出張や駐在ではないですが、若者をトレーニングの一環で海外に行かせるトレーニープログラムもあります。

なので、手を挙げること、社内の関係性を築き上げることで機会を手に入れることができた同期もいました。

希望の職種につける?

これは、総合職という括りで採用されている場合は、難しいです。

組織は、合理的に回されていきますので、人の不足がある場所に求人があり、総合職はそこに送られていくという形です。

配属に向けた面談で、はっきりと希望を主張しても、その希望通りにならなかったという話は山のようにありました。ちなみに、僕もその一人でした。

もし特定の職種に限定して、それしか絶対にやりたくない!というのであれば、職種別採用を行っている企業に応募すべきだと思います。

今後、まったり高給は維持される?

自動車産業のピラミッドの頂点に居続けることは困難、競争に勝つため企業は大きな舵取りをするため、従業員にも大きな変化が訪れるはず。

企業への変化の波

競争激化

自動車メーカーはこれまで、自動車産業の中でガソリンエンジンを参入障壁とした独占的な地位におり、大量生産大量販売することで利益を得ていました。

しかし、近年では自動車は”所有から利用“へシフトチェンジされており利益の根源が変化し始めています。

また、自動運転開発に異業種が参入してきてライバルが増加パワートレインの電動化による参入障壁に崩壊という変化の波に直面しています。

この変化は、CASEトレンドと呼ばれる100年に一度の変化に起因していますが、自動車メーカーは何もしなければ今の状態を維持することはできないはずです。

まったり高給は、特別な環境下で実現される

そもそも”まったり高給“というのは、寡占状態の市場にいる企業、もしくは競争があってもライバルより圧倒的に有利な価値提供ができることで企業の利益が確保されて、従業員に還元・享受され得る環境です。

しかし、今後自動車メーカーの置かれる環境は激化する一方です。

サービス競争、コスト競争、技術競争の三方で負けることができないので、企業の意思決定は合理的にせざるを得ません。

なぜなら、主要なライバルである海外プレイヤーの意思決定は非常に合理的だからです。

彼らは従業員全員に対し、共通の待遇を保証するということはしていないし、レイオフも容赦なく行います。

日系企業もこうならないとは、誰も言い切れません。

従業員への変化の波

企業への変化の波があれば、従業員への変化の波もあります。

同一労働同一賃金制度の試行

政府が2020年4月1日を目途に同一労働同一賃金制度の施行を発表しています。

これは、「正規か非正規かという雇用形態にかかわらない均等・均衡待遇を確保し、同一労働同一賃金の実現に向けて策定」されたものです。

ザックリ言うと、正規でも非正規でも同一の労働なら同一の給与・賞与を支払いなさいということです。

一例をあげれば、正規のAさんと非正規のBさんは行っている業務は一緒です。

しかし、Aさんは正規で在籍年数が長いことを理由に、Bさんよりも高い給与をもらっている。

同一労働同一賃金制度でこれはアウトです。

例外的に認められる条件は、企業が特別なキャリアコースを設定している場合。

特別なキャリアコースに入っているAさんはキャリアの一環として一時的にBさんと同様の業務を行っている。

この場合の給与差は認めています。

認められる条件が用意されているのなら、大卒総合職は安定じゃないか?と思うなかれ、キャリアコースを設けるということは、総合職ならみんな平等という環境ではなく、総合職の中でも如実にキャリアコースに差をつけていかざるを得ないということです。

若いうちはみんなそのキャリアコースに乗っているけど、30を超えた段階や、40を超えた段階で同期の中で明確にキャリアコースが分かれると、一気に給与差が開いていくことになります

じゃないと現状と何も変わりませんからね。

非正規の待遇改善は、正規の待遇低下を意味する。

当然のことですが、企業が従業員に支払う原資が同じであれば、非正規の待遇を向上させる分、他のどこかを絞らなければいけません

それは正規への待遇しかありません。

あるタイミングで一気に正規の待遇を下げる反動は大きいですから、企業は徐々に制度を変えていきます。

なので気づいた時にはあれ?給与上がらない、むしろ総合的にみると待遇下がってない?という現実が訪れてしまうかもしれません。

まとめ

現在は、自動車メーカーはまったり高給である。ということに異論なしです。

しかし、今後は企業に入ったから安泰というわけではなく、その中でも必要とされる人材として扱われなければ、身の保証などないと考えておくべきです。

それは、仮に自動車メーカーが競争に勝ち残った場合もです。

3メガバンクは業績好調であるにも関わらず、人員を3.2万人削減すると発表しています。

これはテクノロジーの高度化による社会の変化を反映したもので、人がやっていることを機械やソフトウェアで代替する方が安くなることを意味しています。

MUFGの平野社長は「ルーティンワークに携わっていた人材を創造的な仕事に振り替えていくことが最も重要」 と言っています。

雇用が維持されたとしても、いつ配置転換が起きるかわかりません。

創造的な仕事って何?ではありますが、それまで長年培ってきた知識、ノウハウがいきなり不要になることがあり得ると言えます。

営業畑、経理畑、人事畑・・・という言葉が陳腐化するという前提で構えたいですね。

自動車メーカーに限ったことではありませんが、未来を予測するのは不可能でどう変化するか分かりません。

安泰な企業に入ることではなく、自身が必要とされる人材になることの方が重要であると考えています。

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