こんにちは、アレコレ発信局のぜんちゃんです。
今日は、NZで生活していて感じる日本のカレー人気について書こうと思います。
弁当でカレーを持参する中国人
僕はこれまで中国人学生に囲まれる環境にいたのですが、ここNZでは外食が高い&あまり美味くないため、ほとんどの中国人学生は昼食に弁当を持参しています。
やはり中華料理が多いのですが、驚くことに中には日本のカレーを作ってきている学生もいるんです。
日本のカレーが弁当として持参されるまでになっていることに感動したのを覚えています。
もしかしたらその子だけが特殊で、他の中国人は違うのかなと思ってクラスメイトにも聞いてみると、
「中国で生活していた時も家庭で頻繁に作っていたよー」とのこと。
僕が以前まで一緒に住んでいたフラットメイトの中国人もカレーを作っていましたし、こちらでカレーを作っている中国人をかなりの頻度で見かけました。
2013年、僕が大学生だったころカンブリア宮殿でハウス食品が特集されており、中国の家庭料理としてカレーを広めたいと言っていたのを思い出します。
中国市場の開拓のためにスーパーに試食コーナーを設けたり、作るのがとても簡単だという説明を積極的に展開していたのを見ました。
約7年の歳月を経て、日本の食品メーカーが中国現地で頑張ってきた草の根運動が遂に成果として表れてます。
その成果を僕は自分の目で見ることができました。素晴らしい!
1週間連続でカレーを食べるフィリピン人
僕は現在、これまですんでいた学生寮とは別の寮で臨時的に生活をしています。
キッチンで料理を作っていると、日本のカレーが完成しているのを発見しました。
「自分の他にも日本人の方がいるんだな~」と思っていたんです。
しばらくして初めましてのフィリピン人がキッチンに入ってきて、そのカレーを温め始めました。
「これ君の?」と僕が聞くと、
「そうだよ。前住んでいた寮で、日本人のフラットメイトがカレーを作っていて試食させてもらったらすごく美味しかったんだ!しかも作るのも簡単で、なんでも入れれば美味しく出来上がって最高だよ!」
と言ってゴールデンカレーのパッケージを自慢げに見せてきました。
そして彼は1週間ずーっとカレーを食べています。
東北アジアの日本と、南西アジアのインドの味が上手に合わさったカレーは、他のアジアの国にも受け入れられるんですね。
カレーの魅力
どこにでもある食材で作れる
カレーって世界中(おそらく)どこにでも手に入る食材で作れるんですよね。
じゃかいも、人参、たまねぎ、肉。
これらの食材とカレールーがあれば誰でも美味しいカレーが作れるんですよね。
米にも小麦にも合う
また、日本のカレーと言えば「カレーライス」ですが、
インドではナンと合わせて食べるのが一般的だと思うので、小麦と合うことは分かっていることなんですが。
日本ではカレーうどんもありますし、ちょっとカレーが残ったらパンにつけたりもしますよね。
小麦と合うことが分かっているのだから、アジアだけでなく、パン文化のある国々にも受け入れてもらえる食のはず。
作りやすさ
日本食の世界的代名詞と言えば「寿司・ラーメン・天ぷら」ですが、これらの日本料理って家庭では非常に作りにくいんですよね。
一方で、カレーは非常に簡単。
ルーさえ手に入れば、あとは鍋と食材さえあれば作れるというとてもシンプルな料理。
期待
2020年の今年は、オリンピックで外国人がたくさん来ると言われていますが、日本のカレーが広まる良い契機になってくれることを期待しています。