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海外でクレジットカード加盟店決済手数料って何%なの?日本がキャッシュレス推進で必要な対応は?

コラム

日本では、政府が大号令をかけ始めて話題になっている「キャッシュレス」。

そのキャッシュレスの一角を担うのがクレジットカードおよびデビットカード(チェックカード)です。

でも日本ではカード決済率が他国より低く、現金主義が圧倒的なのでキャッシュレス後進国だ、というニュースを聞いたことがありませんか?

カード決済が普及しないのはなぜでしょう?

日本は加盟店決済手数料が高いから、とよく聞きますが、では実際に手数料はどれくらい高いのでしょうか?

そんな疑問も含めて、日本と各国のカード保有・利用・加盟店決済手数料の実態を調べてみました。

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前提

比較対象国は、僕の私見で選んでいます。

世界の二大大国(アメリカ・中国)、お隣(韓国)、ヨーロッパから一国(イギリス)、オセアニアから二国(オーストラリア・ニュージー)

ソースは記事末に載せましたが、色んなところからもってきていて、各国・各率の年代はズレがあるはずですので、甘々の優しい目で読んでください。

調べた結果を先に出しておきます。詳細は最後まで読んでみてくださいね。

 

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各国カード保有率

クレジットカード

Japan USA China Korea UK AUS NZ
クレジットカード保有率 68.0% 66.0% 21.0% 64.0% 65.0% 60.0% 61.0%

日本のクレジットカード保有率は驚くことにトップ。本当か?と思ってしまいますが、世界銀行の情報ではそうらしい。

トップとはいえ、中国を除くと、各国も60%代で横並びとも言えます。

カードの保有状況からすると、決して他国に劣っている状況ではなく同程度。

一方、中国では、カード決済の代わりにバーコード決済が普及しているのはご承知の通りで、そのバーコード決済の引き下とし先はクレカではなく銀行口座。カードは不要なので、保有率21%も納得です。

私見ですが、日本は68%の保有率で、もう一定の信用力を持つ人にはカードを配り終えている可能性があります。

実際、どこのスーパー・百貨店・銀行・コンビニに行っても、必ずと言っていいほどクレカ加入の宣伝をしています。

今作ればその場で5000円割引!とかもあるし、加入時のキャッシュバックは目を見張るものがあるので、みんな作りますよね。

ちなみに、ポイントバックも豊富で何の損もないので、僕も見事に5枚くらい持ってます。

デビットカード

Japan USA China Korea UK AUS NZ
デビットカード保有率*1 87.0% 80.0% 67.0% 75.0% 91.0% 90.0% 96.0%

(*1・・・チェックカード機能含むキャッシュカード含む(筆者推定))

日本のデビットカード保有率は、87.0%・・・(笑)

感覚的におかしいと思いますが、これには銀行のキャッシュカードも含まれていると思います。

理由としては、海外では、キャッシュカードにチェックカード機能がついており、デビットカードの機能を果てしている場合が多いからです。

また、どの国も総じてクレカよりも高い保有率なので、キャッシュカードのことを指しているでしょう。

さて、デビットカード保有率では、NZがトップです。

NZも例にもれず、銀行口座を開設するとEFTPOSというデビットカードが渡され、決済でそのカードを使うと銀行口座から即時引き落としされます。

これが一般的に普及しているので、クレカはほどほど、という数値なのでと思います。AUSやUKも同じ傾向ですね。

各国カード利用率

Japan USA China Korea UK AUS NZ
カード利用率(クレカ・デビット) 15.0% 34.4% 55.5% 73.1% 46.3% 48.5% 14.3%

では、利用率はどうか?

日本は15%と他国に比べて圧倒的に低いです。

一方、韓国はカード利用率73.1%とトップです。私が韓国に遊びに行ったときに友人も「銀行カードでの即時引き落としが普通だ」と言っていました。

カード社会と言われるアメリカは34.4%と3番目に低い。アメリカには1度しか行ったことがなく、感覚が分からないので、実態を知っている方、教えてください(笑)

(NZが14.3%と低い理由は、EFTPOSがカード決済として認知されていないからですかね・・・情報ソース違いによる相違かもしれません)

各国加盟店決済手数料率の比較

Japan USA China Korea UK AUS NZ
クレカ加盟店決済手数料率*2 3.5~5% 1.51% 0.45% 2.00% 0.30% 0.23% 2.00%

(*2・・・中小小売店でのクレジットカード決済手数料を想定)

日本の加盟店決済手数料率は、3.5%~5%とやはり高いですね。

ここで、気になる疑問はこれ↓

カード利用率が高い国の加盟店決済手数料率は安いのか?

ずば抜けて利用率の高い韓国だけを見ると、答えは否でした。

韓国はカード利用率が高いにも関わらず、決済手数料が2%と高く、商店の反発があるくらいです。(今後、国の号令でさらに1.4%まで下げる予定があるみたい。)

なんで韓国のカード利用率は高いのだろうか?

韓国のカード利用率が高い理由は、銀行キャッシュカード付帯のデビットカード機能による決済が多いから。

韓国では、そもそもデビットカード機能をもつチェックカードが一般的であることに加えて、チェックカード決済の場合、お店側の手数料負担がとても低いみたいです。

零細企業はは0.5%、中小企業は1%ほどで、企業規模が小さいほど優遇してくれるため、お店にとってはありがたい。

最近、日本も銀行がデビットカードの広告をよく打っていますが、大きく普及していない理由はお店が設置する決済端末が対応しているのは、大手カードブランド(VISA・MASTER・JCB)であり、銀行発行のデビットカードも結局彼らに決済を委託する以外にないからでしょう。

キャッシュレス大国を目指す日本はどうすべき?

政府はポイント還元と、手数料引き下げ要請を出したが、、、

政府は、2019年10月からキャッシュレス決済に対してポイント還元を実施する方針。

でもこれは期間限定だから、その期間内に国民をキャッシュレス移行させられなければ意味がない。

本丸は、カードブランド各社に対して引き下げ要請したことでしょう。

ただし、何%下げろと言ったのかは不明。

ほぼ寡占で、ディスラプターがいない通信各社が料金引き下げを歩調合わせしているように、カード決済手数料引き下げも互いの様子見が続いて時間がかかるんじゃないかと思います。

現状、日本のデビットカードも、カードブランドに決済代行を委託しているとなると、次は大手カードブランドを介さずに決済する方法を模索するしかない。

バーコード決済はどうなのか?

バーコード決済は、お店側の視点で考えると非常に優秀です。

読み取りに必要な特別な機械を用意する必要はなく、バーコードを印刷した紙をお店に張っておき、それを顧客のスマホで読み取ってもらえばいいだけだからです。

客はバーコードを読み取ったら金額を入力して支払った画面を見せる。これで終了です。

バーコード決済が、中国やインドで爆発的に普及した理由は、手数料が安く、設備投資がほぼないため、お店が先行して積極的に導入した。その結果、消費者もついてきたという流れだったと思います。

ちなみに、LINEペイとpaypayは加盟店手数料を2年~3年無料にしています。

課題としては、消費者がバーコード決済を利用するための方法として、利用のためのお金をあらかじめチャージをするか、決済手数料のかかるクレカとの紐づけが必要ということ。

直接銀行口座から即時引き落としできればめんどくさくないし、カードブランドのお助けも不要なんですけどね。

その点、楽天は、バーコード決済の「楽天ペイ」と、「楽天銀行」を持っているから、楽天銀行から直接即時引き落とさせる機能をつけて、手数料を削減なんてやってくるかもしれません。

カードブランドにとっては強大なディスラプラターですから、彼らの手数料を引き下げる圧力にもなり得ますね。

ただ、バーコード決済って消費者にとってメリットが薄いんですよね。

Suica、iD、クイックペイの方がスマホをタッチするだけで圧倒的に楽だから・・

お店側の積極的な導入により、消費者を引っ張り込むしかなさそうですね。

今から店舗が取れる対応は?

いずれにしても、政府の大号令により、一気にキャッシュレスは普及する方向だと思いますが、店舗はどう構えるべきなのか?

バーコード決済に対応する。

上述の通りで、導入の障壁は低いので、とりあえず導入する。

手数料も安いし、設備投資もほぼ0なので、販売機会を逃さないように入れておく。

カード決済に対応する。

カード決済をする人も当然残るので、対応する必要があります。

決済対応端末を購入する必要がありますが、今では、非常に安くて小さな端末が出ているみたいです。




一つ入れれば、各種カードブランド決済に対応しているし、手数料も会社の規模に関わらず基本一律なので、中小企業向けにも優しい設計です。

韓国のように中小・零細企業に対する決済手数料優遇が始まるまで我慢するしかなさそうです。

まとめ

このまとめ、決済手数料率を調べるのに骨が折れました。。。

特に決済手数料率は、基本的にVISAのHPで調べたのですが、手数料が高い日本、韓国はHPのどこにも載せてないんですよね。(苦笑)

欧州はいさぎよく綺麗に載せてくれていました。

 

ソース

https://tcdata360.worldbank.org/indicators/h83ea0f24?country=AUS&indicator=3360&countries=CHN,JPN,USA,GBR,KOR,NZL&viz=line_chart&years=2014,2017
http://www.jcca-office.gr.jp/visit/26_report.pdf
https://www.valuepenguin.com/interchange-fees-na-vs-eu
https://crecolle.jp/kaigai-cashless/
https://www.kansascityfed.org/~/media/files/publicat/psr/dataset/intl_if_august2018.pdf
https://kessai-pro.com/credit-card/
https://np-news.netprotections.com/payment/5444
http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/892153.pdf
https://usa.visa.com/dam/VCOM/regional/na/us/support-legal/documents/visa-usa-interchange-reimbursement-fees.pdf
https://www.reuters.com/article/china-cenbank-idUSL3N16Q2TM
http://www.koreaherald.com/view.php?ud=20181126000688
https://www.visaeurope.com/media/images/united%20kingdom%20@%202017_01_26-73-17806.pdf
https://www.visa.com.au/about-visa/interchange.html
https://www.visa.co.nz/about-visa/interchange.html#1

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